ほろ苦さが口の中に残る内にプリンを一口
甘すぎないからこそ良い、都内屈指のカフェマリアージュ
エンタングルは、2014年9月にOPENした「ARiSE COFFEE ROASTERS」のカフェ型店舗。中に入ると、店長の松本順さんが柔らかな笑顔で迎えてくれた。バゲットを抱えスケートボードで颯爽と現れたのは、オーナーの林大樹さん。初めはアパレルの道に進んだ林さんだったが、人の日常に深く関わる仕事がしたいと焙煎士の道を選んだそう。お客様の負担にならないようにと設定された珈琲の価格から、その想いが伝わってくる。ARiSEの魅力はその雰囲気にもある。下は7歳から上は94歳までと客層も幅広い。はじめてのお客様同士で打ち解けてしまうのもここでは日常のようだ。「お客様と同じ空気感を共有して、街に愛されるお店にしたい」スタッフの方々の温かさに触れると、その言葉にも頷ける。
店内には、焙煎の仕事でよく訪れているバンコクで購入したものが並ぶ。
オーナーの林大樹さん。
人気メニュー「中津さんのブラジルプヂン」は、定番のドミニカのプリンセサと合わせたい。ココアスポンジとプヂンの絶妙なハーモニーに珈琲も進んでしまう。プヂンは午前中で売り切れてしまうこともあるらしいが、早起きしてでもいただきたい一品だ。リフレッシュ感と奥行きがあるドミニカのプリンセサは、唯一今まで切らさず常備してきたという。珈琲初心者でも丁寧に相談にのってもらえるので、お気に入りの豆を見つけたというお客様の声も少なくないようだ。一日を幸せに過ごせる一杯と出会える場所を見つけた。
中津さん直伝のレシピを忠実に再現して店内で作られているプヂンは、一度食べたら病みつきに。
– 2017年5月 / APART JOURNALで執筆した記事より –
[All photos by Kota Fukasawa]
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