しなやか文庫|帆志麻彩
自然はいつだって美しい
ふたつの世界の片隅で 宵の中の想いが混じる
空は海に恋をして 光のかけらに心を溶かす
海は空に恋をして おなじ色に染まってみせた
代わり映えしない明日の価値を どれだけの人が知っているというのでしょう
霧にまもられて淡く滲む光のなか 明日を目指して鳥たちが飛ぶ
ある人は言いました。