感情の解像度を高める方法

「怒ったりしないの?」

これは、私が幼い頃から周りの人によく聞かれる言葉です。つい最近も「本当怒らないよね」と友人に言われたので、“自分の感情” について少しだけ考えてみることにしました。

私が100匹くらいの猫をかぶってから外に出ている、という可能性も十二分にありますが(!)、言われてみると確かに人より怒りの沸点が低いかもしれません。逆に、「どうしてこの人はそんなことで怒ってるんだろう?」と疑問に思うことも多いような…。

けれど、その前にひとつ確かなことがあります。それは… 私だって怒ったりします! ということです。人間ですもの。

ただ、もやっとしたらまず自分の感情を解像することを意識しているので、その場の勢いに任せて感情的に怒ることはありません(いやいや、すごい剣幕で怒られたことあるよ! って方がいたらごめんなさい)。

私が “感情の解像度” について意識するようになったのは、2015年にアメリカのトッド・カシュダン博士が発表された論文がきっかけでした。特に何かに悩んでいたわけではないのですが、それまで感情を解像するなんて考えを持ったことがなかったので、「おもしろそう!やってみよ〜」という興味本位だけで、始まりはとっても単純なもの。

二年ほどまえに話題を集めた「言葉にできるは武器になる」でも、人気コピーライターである著者の梅田さんが “内なる言葉を磨く(=感情の解像度を高める)“ という事についてお話されていますので、丁寧に取り組んでみたいという方はそちらを試してみることをおすすめします。

「ん?感情を解像? なにそれ? 具体的にどうするの?」 と思われた方もいらっしゃるかと思います。

私の場合は、思ったことをノートに記すことからスタートしてみました。なるべく感情を抱いた瞬間に書けるよう最初のうちはノートを持ち歩くようにしていたのですが、すぐにあるひとつの問題点に気が付きます。

それは、「ノートだと使用できる場所が限られてしまって不便」ということです(大切なことは始めてから気付くタイプ)。そこで解決策として、LINEで自分ひとりだけのトークルーム「まあやの部屋」を作り、もやもやの感情は全部そこに出すことにしました。これなら移動中の電車の中でもできますし、カフェでひと目を気にする必要もありません(DEATH NOTEを書いているわけではないのでそんなに気にすることでもないかもしれませんが…)。

LINEという慣れ親しんだアプリを使用しているので特に難しいことも面倒なこともなく、もうかれこれ三年程この方法を続けています。書き方のコツを強いて言うならば、なるべく具体的に書く(解像度を高める) ということくらいでしょうか。

例えば、私はまず相手に言われた言葉から解像を始めます。言われた言葉を書いて、その言葉に対して、「どうしてこんなこと言うんだろう」「こう思ってるからかな」「もしかしたらこうかもしれない」「それを言われてどうして私は悲しいんだろう」「私の気持ちが伝わっていないから?」「じゃあ私の気持ちって?」「それを相手にわかるように伝えた?」「もしかして伝え方が悪かったのかもしれない」「でも私の中では精一杯伝えてるつもり」「どうしたらいいんだろう」「う〜ん…」

自分の心に質問を投げかけるような時もあれば、ただひたすら「もやもやもやもやもやもや」とか「なんでそうなるのーーーーーーーー!」「(;_;)(;_;)(;_;)」なんて書くこともあります。素直でなければ意味がないので、誤字脱字を気にする必要も綺麗にまとめる必要もありません。こんな感じで思ったままの言葉を記しながら解像を続けていくと、そのうちに不思議と自分の気持ちが落ち着いて「まぁいっか」ともやもやしていたことがどうでもよくなってきたり、考えがまとまることで自分の気持ちを冷静に相手に伝えることができるのです。

そして、この方法を実践するときにもうひとつ大切なことがあります。それは、もやもやの感情を出す場所を作成したら、同時に、嬉しかったことや幸せだなぁと感じたことなど “ポジティブな感情” を出す場所も作ってほしいのです。 これは “LINE=もやもや” という認識がついてしまうことも避けるためでもありますが、意識的に感謝の気持ちを記すことでポジティブな感情が習慣化し、もやもやの部屋を開くことが少なくなる効果もあります…! 私自身、もやもや以外に “嬉しかったこと” や “ひらめきメモ”、“挑戦してみたいこと” など、複数のトークルームを作成して使い分けています。

もちろん人によって合う合わないはあります。そもそも「いちいち書かなくても頭の中でできるよ」って方もいるでしょうし、「そんな面倒なことをするより友達とぱぁっと遊んだ方が嫌なことも忘れられる!」という方はそれでいいと思います。ただ、よく使われる「気晴らし」という言葉は私にとって魔法のようなもので、楽しい(と錯覚する)のはそのときだけ。やけ酒・やけ食いなどの “現実逃避感が強い気晴らし” は逆効果で、そんなことをしても全くすっきりしませんでした(時に罪悪感に苛まれることも…)。そんな中で私に合っていた方法がこの “感情の解像度を高める” だったのです。

なんだかぱぁっと遊んでもすっきりしないんだよなぁ…ともやもやしている方、嬉しかったことをすぐ忘れちゃって感謝の気持ちが中々続かない…という方も、【感情の解像度を高めるLINE活用法】、ぜひお試しあれ ^^ です。そして、他にもこんな良い方法知ってるよ〜! という方がいたら教えてくださると嬉しいです♪

■追記
ぐさりと刺さって抜けないくらいの言葉を投げられ、解像不可能になってしまうほど重傷を負うこともあると思います…。そのときは、無理に解像しようとせず自分の心を癒してあげてください。人生悪いことばかりではないはず!なので、きっと少し休んだその先には良いことが待っていますよ ^^