同じ星のふたり


「僕らは同じ星から来たんだから」
「一緒にいないとだめってこと?」
「そうだよ」

現実はロマンティクでも何でもなくて

孤独と自己嫌悪と
闇を照らすほんの少しの光を携えながら
僕らはなんとか立っていたんだ

普通の人間のふりをするために
笑うべきときに笑う方法を身に付けて
とてもよく頑張っていた